【VIC20日】 オーストラリアの掃除機販売老舗ゴッドフリーズ(Godfreys)は20日、買収を希望する企業が見つからなかったため段階的廃業が決まった。1931年創業のゴッドフリーズは今年初め、管財人を任命し事業の売却を模索していた。国内141店舗は閉鎖され600人以上の従業員が職を失うことになる。
管財人は、買収先を選定するための包括的な手続きを踏んだが、事業継続のためのオファーがなかったと発表。「関心を示していた企業も撤退し、ゴッドフリーズの店舗網を買収するための満足のいく入札がまだないため、管財人はオーストラリアとニュージーランドの事業を段階的に縮小する以外に選択肢はない」と述べた。
管財人に任命されたPwCオーストラリアのクレイグ・クロスビー氏は、売却手続き中に関心表明が55件、提示オファーが6件あったことを明かし、これらはその後、撤回または事業の長期的な将来を確保するのに不十分と判断されたと説明した。
クロスビー氏はまた、「店舗網が営業を続けられるよう買い手を見つけるための厳格な手続きを経てきたが、望んでいた結果にならなかった」とし、段階的閉鎖はこれから5月31日までの間に行われるとの見通しを示した。
ゴッドフリーズのハンコック社長は、「管財人を任命することは難しい決断だったが、ゴッドフリーズの従業員、顧客、利害関係者が最善の利益を得られることを念頭において行われた」と述べた。
ソース:news.com.au-Iconic Aussie retailer Godfreys to be wound down after no viable offers made to buy business, administrators announce