【ACT12日】 オーストラリア統計局(ABS)が発表した新データによると、オーストラリア人の野菜・果物、牛乳の摂取量が減少していることが明らかになった。
同データによると、2022-2023年にオーストラリア人が購入した食品は前年より約3.9%減少しており、1人1日当たり63g(337kj)減少しているという。また、乳製品の消費量も11g減少しており、次いで果物は12gの減少となった。他には、砂糖入り飲料の摂取量も減少しており、2020-2021のピーク時の145mLから、2022-2023年には135mLまで減少している。
この調査結果では、推計値の減少は最近の食品価格のインフレが原因だとしており、ABSの報告書では「2022-2023年の食品小売業の売上高は前年を上回っているにもかかわらず、最近の食品価格の値上げは、すべての消費者物価の一般的な上昇とともに、食品の購入量が減少していることと一致している」と書かれている。
しかし、一部の食品の消費量が減少した一方、5年前と比較して他の食品グループの消費量が増加しており、ポテトチップスの消費量は16%、チョコレートは10%増加しているという。また、シリアルやインスタント食品(ピザ、寿司、ラザニア、ラップ、パスタサラダなど)の消費量も9%増加していることが明らかになった。
ソース:news.com.au – Aussies eating less fruits and veges, drinking less milk amid rising checkout costs, ABS data reveals