【WA25日】 WA州キンバリー北部辺境にあるムンガラル・トラスコット空軍基地で今月5日午後、不法入国した中国人男性グループが発見されていたことが分かった。同基地は国境警備作戦で使用されており、15人の男たちは誰にも気づかれず侵入したもようだ。
同地域の7つの自治体を代表するノースウエスト国防同盟のシュー・ニックラ氏は、国営放送ABCの番組「7.30」に出演。「いったいどうしてこんなことが起きたのかというのがみんなの思いだろう」と述べた。また、「無差別にボートがやってきて人々が空軍基地に侵入できるとなれば、その他に一体何が起きているだろう」と危機感を示し、最もぜい弱な北部海岸で国防を強化する必要があるとの見解を示した。
一方、発見されたグループはナウルの収容センターに空輸で移動された。7.30の番組によると、彼らの一人は自身は経済移民だと主張しており、空軍基地に入る悪意はなかったと主張しているもようだ。
空軍基地の南東35キロに位置し、約400人が暮らすカルンブル・アボリジニ・コミュニティのマデリン・ギャラガー・ダンさんは、「彼らがここまで来て私たちから遠くないところに上陸したと思うと怖い」、「(国境警備は)間違いなくもう少しうまくやれるはずだ」と語った。
オーストラリア国境警備隊(ABF)は声明で、安全保障上の脅威に対応するため十分な資源と準備を整えていると述べた。
ソース:news.com.au-Illegal Chinese boat arrivals walked onto remote Kimberley air base ‘undetected’