【NSW8日】 総合的なウェルビーングの観点からみた最も住みやすい場所ランキングで、シドニーの自治体地域(カウンシル)がトップ10のうち8つを占めたことが、SGSエコノミクス・アンド・プランニングが作成した報告書で分かった。
ランキングは経済、所得と富、雇用、住宅、健康、ワークライフバランス、環境の7つの主要指標に基づいて作成された。全国の地域社会を一貫した方法で測定することを目的として作成された、SGS都市・地域ウェルビーング指数(CRWI)の第2版となっている。
国内には全部で518の自治体地域があり、ランキングのトップに輝いたのはシドニーCBD北東にあるノーザン・ビーチズだった。第2位はACTで、男女の賃金格差の縮小、気候変動による影響リスクの低減、富の分配などが評価されたようだ。また、10位のブリスベンはQLD州から唯一のランクインとなった。気候変動リスクが限定的であること、経済が多様であること、教育水準が比較的高いことなどが評価されたとみられる。
一方、下位にはQLD州北部のヤラバ(Yarrabah)とパーム・アイランド、NT準州のウエスト・デイリー(West Daly)がランクインした。
SGSエコノミクス・アンド・プランニングのアリソン・ホロウェイCEOは、「この指数は従来のGDPを中心とする捉え方から脱却し、経済的ウェルビーングをより総合的に理解することを目的としている」と述べた。
住みたい街トップ10
ソース:news.com.au-Sydney scores eight out of 10 best places to live in Australia, according to wellbeing index