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気温上昇関連死 2050年までにパースで60%増

【WA17日】  WA州パースでは、気温の上昇がこのまま続いた場合、2050年までに暑さによる関連死が60%以上増加すると予想されることが、WA州保健省が行った調査で分かった。

調査は2005年から2050年までの間に平均気温が1.64度上昇することを想定して行われた。これによると、パースでは暑さによる救急診察の割合が約30%増加するとみられ、納税者にとって年間あたりのコストは3,000万ドルと予想されている。熱中症による死者は人口10万人当たり5.29人から8.54人に増加する。

報告書は、死亡者が増える「極端な暑さ」は2020年の気候では50年に一度の頻度だが、2050年にはこれが10年に一度の頻度になると予測。「パースの病院ではすでにベッドの稼働率が限界に達していることを考えると、これは懸念すべき結果だ」との見解を示している。

ロビー団体のDoctors for the Environment(DFTE)は、州政府および連邦政府に対し、早急な対策をとるよう働きかけている。DFTEの会員で救急コンサルタントのヴァイン医師は、すでに気候に関連した健康合併症の影響を目の当たりにしているとし、「暑さは心臓病、腎臓病、肺疾患、脳卒中などの慢性疾患を患う人々にとってリスクが高い」と話した。

 

ソース:abc.net.au-Heat-related deaths in Perth could rise almost 60 per cent by 2050 if temperatures keep rising

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