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暴動続くニューカレドニア 豪人300人帰国できず

【ACT20日】   南太平洋の仏領ニューカレドニアで暴動が続く中、オーストラリア人300人が出国できないでいる。

13日、ニューカレドニアに長期滞在するフランス人に参政権を与える憲法改正案に対し、現地の独立派が反発して暴動に発展した。これまでに6人が死亡、多数の負傷者も出ている。暴動を企てた10人が自宅監禁されているという。

現地の国際空港と道路も封鎖される中、オーストラリア人およそ300人が帰国を希望している。

妻と観光でニューカレドニアを訪れたマックスウェル・ウィンチェスターさんは、リゾートに留まっている。20日、「フランス政府が国防軍(ADF)の入国を許可次第避難できると言われている」「事態は良くない」と2GBラジオで話した。ウィンチェスターさんによると、首都ヌーメアの高速道路には自家製爆弾が仕掛けられた車両が多数放置されており、主要道路も多数封鎖されている。

アルバニージー連邦首相は20日、「現地状況を非常に懸念する。国民の救出に向けてできることはすべて行っている」「空軍が48時間スタンバイ状態にあるが、今は航空機の使用が難しいとフランス政府から聞いている」とABCラジオで話した。また、支援が必要な国民は24時間体制のサポートライン(+61 262 613 305)に連絡するよう呼び掛けた。

フランス政府によると、ニューカレドニアに警備員1,800人以上が配置され、さらにフランスから500人の増援部隊が送られた。

ソース:news.com.au – Anthony Albanese says he is extremely concerned for 300 Australians trapped in New Caledonia

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