【SA4日】 SA州政府は、新築住宅を購入または建設するファーストホームバイヤーに対し、印紙税を完全免除すると発表した。全国で住宅危機が深刻化するなか、自宅の購入を支援する。
SA州は6日から、これまで印紙税免除とファーストホーム助成金を対象とした新築住宅価格の上限を無くす。平均価格75万ドルの住宅は、助成金1万5,000ドルを含む5万ドル以上の恩恵が受けられる。家、アパート、タウンハウス、図面草案を元に購入するオフ・ザ・プラン、住宅建設用の空き地購入を問わず、SA州で新築住宅を購入するファーストホームバイヤー全員が対象になる。
マリノーカス首相は「SA州で建設されるすべての新築住宅が、残りの住宅市場に貢献する。新築住宅に移り住む人の分だけ、残りの住宅市場で競う人数が減る」と話した。
同州の建設業界も、「自宅を建設するインセンティブになり、雇用創出と好況につながる」と歓迎する。
今年初め、国内主要都市の平均住宅価格は史上最高値を更新して83万2,000ドルに達した。特に小さめの主要都市で顕著で、この1年でパースは18.62パーセント、アデレードは13.47パーセント、ブリスベンは12.9パーセント上昇した。
ソース: news.com.au ‐ South Australia abolishes stamp duty for all first homebuyers purchasing or building new homes