【NSW28日】 航空大手カンタス航空と格安航空ジェットスターは破綻したボンザ航空の顧客に対し、無料提供された航空券を今週末までに使い切るよう呼びかけている。ボンザは就航からわずか14か月の今年4月、全国で便数が削減され任意整理に入った。
ボンザの破綻を受け、ジェットスター、カンタス、ヴァージン・オーストラリアといった国内の大手航空会社は、ボンザのフライトを予約した乗客に無料航空券を提供すると発表。この無料フライト・キャンペーンが今月30日で終了すると呼びかけている。
ボンザは36路線を提供していたが、メルボルン―ゴールドコースト、メルボルン―サンシャインコースト、メルボルン―アリススプリングスなど、ジェットスターやカンタスと重複する路線が6路線ある。
ボンザが6週間前に運行を停止して以来、すでに2万5,000人以上の乗客がジェットスターとカンタスによる無料運航便を利用している。
ボンザの管財人であるホール・チャドウィック氏によると、経営破綻した航空会社は債務超過の状態で取り引きしていたとみられ、4人の役員に対し企業規制当局による調査が行われる可能性が強まってきた。ボンザは来週にも債務者会合で清算が決定する見通しだ。
ソース:news.com.au-Jetstar’s desperate plea to passengers