【VIC13日】 メルボルンCBDで電動スクーターに関する苦情が急増したとして、シェアサービス事業との契約が破棄される見通しだ。
メルボルン市のニコラス・リース市長は13日午後、電動スクーターのシェアサービス事業「ライム(Lime)」「ニューロン(Neuron)」との契約破棄の動議を出すとみられる。先月市長に就任したリース氏は先週、「当初は電動スクーターを支持したが、ルール違反や歩道での違法投棄にうんざりしている」と話した。
ヘラルド・サン紙は、リース市長の動議が承認されると予想する。個人で所有するスクーターに影響はない。
ニューロンは、「メルボルン市と数週間にわたって新たな電動スクーター技術の導入を提案してきたが、たった1日で禁止の提案に変わった」と驚きを示した。
メルボルンで過去6年、電動スクーターの衝突事故で数百人が入院した。メルボルンに基盤を置く問題通報アプリ「スナップ・センド・ソルブ(Snap Send Solve)」でも、今年に入ってメルボルンCBDで、多くがシェアサービス2社による電動スクーター関連の苦情300件以上が通報された。同アプリの広報官によると、全国で電動スクーター関連の苦情は201.5パーセント増加した。苦情の多くは歩道での違法駐車、道路への違法投棄、ヘルメット紛失、ギアの不適切な使用、安全への懸念など。
VIC州政府は長期にわたり、電動スクーターの試験事業を許可してきた。先月、試験事業は成功として10月から恒久的な使用が許可された。スクーター業者との契約の権限は各カウンシルが持つ。ポート・フィリップ市およびヤラ氏は電動スクーターの使用を続けるとみられる。
ソース: news.com.au -‘Fed up’: City of Melbourne to scrap contracts with share-hire e-scooter companies over rule-breaking