【VIC14日】 VIC州の地方都市デイルズフォード市で、酒類販売チェーンのダン・マーフィーによる出店申請が却下されたことが分かった。同市を管轄するヘップバーン・シャイア・カウンシルは決定について、人口3,000人以下の町で特に未成年者にリスクをもたらし、社会的影響が及ぶ可能性が高いためと説明している。
ヘップバーン・シャイア・カウンシルは、出店を阻止したことについて「画期的な決定」だと評している。ダン・マーフィーの出店に反対していた一人でデイルズフォード市で蒸留所を経営しているバジル・エリアデス氏は、「コミュニティとして不可能を可能にしようと固く決意していた」、「決定に安堵し、感謝している」と話した。
さらにヘップバーン・シャイア・カウンシルのブラッドリー・トーマスCEOは、「ライセンス拒否を目的として、酒類規制改革法における“危害(Harm)”の新しい定義が使われた初めてのケース」と述べた。
一方、ダン・マーフィーを所有するエンデバー・グループ・リミテッドの広報担当者は、声明の中で「同社は常に関係者と緊密に協議を重ねており、今後も続けていく」、「我々は委員会の決定を認め、現在は次のステップを検討している」と述べた。
計画ではメインストリートのセントラル・スプリングス・ロードのすぐ近くに出店し、店舗面積は約620平方メートルとデイルズフォード市にある既存の酒類販売店2店舗の約3倍の規模となる予定だった。
ソース:abc.net.au-Liquor Commission dashes Dan Murphy’s plans to build store in Daylesford