【ACT21日】 欧州連合(EU)は2025年前半から、オーストラリアを含む60か国のビザ免除国を対象とする事前渡航認証システム「ETIAS(エティアス)」を導入する。申請料は11.50ドルとなっている。
ETIASでは、欧州内の30か国に渡航する際に必要だ。参加国はオーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイスとなっている。
ETIASの有効期限は原則3年となっており、有効期間内であれば何度でも渡航することが可能だ。ただ、ETIASはパスポートとリンクしているため、パスポートの有効期限が3年以内に切れる場合は、パスポートの期限日と同時にETIASも失効となる。
一度の渡航で最長90日以内の滞在が認められる。申請方法はETIASのウェブサイトから可能で、ほとんどの申請が数分以内で処理される。申請後、固有の申請番号が記載された電子メールが届き、処理が終わると結果を知らせる電子メールが届く流れとなっている。
ETIASは入国を保証するものではなく、入国の際は国境警備隊がパスポートなどの提示を求め、入国条件を満たしているかを確認する。また旅行中に飛行機やバス、船を利用するために、ETIASの申請で使用したものと同じ書類を携帯する必要がある。
ソース:news.com.au-New ETIAS rules for Aussie travellers set to land in 2025