【NSW22日】 シドニー西部パラマタで開業が待たれるライトレールについて、システムの試験で問題が見つかり、開業が今年末まで延期されることが分かった。ライトレールを運営するトランスポートNSWは今月初め、数週間のうちに開業すると発表していた。
NSW州のヘイレン交通相は、運行を開始する前に「システムのねじれ」を修正する必要があると述べた。また、「CBDとイースタンサバーブのライトレール開業から学んだ教訓の一つは、乗客をモルモットにしたくないということだ」とし、時刻通りの運行と信頼できるサービスを提供したいと話した。
また、NSW州のミンズ首相は、「真新しい交通インフラをこれまでなかった地域に導入する場合、複雑な問題が発生するものだ」とした上で、「何万人もの人々が毎日利用する公共交通機関である以上、完璧でなければならない」と話した。
パラマタ・ライトレールの第一段階はシドニーの北西部(カーリングフォード)と西部(ウエストミード)をパラマタCBDを経由で結ぶもので、地元の病院、スタジアム、博物館、大学を含む16の停車駅が設置される。総工費は29億ドルとなっている。
ソース:abc.net.au-Parramatta light rail opening delayed until later in the year after testing reveals issues