【ACT27日】　　　連邦政府は、国内で来年勉学を開始する海外留学生の受け入れを上限27万人と発表した。教育機関ごとに上限数が定められる。

来年国内で勉学を開始する留学生27万人のうち、およそ14万5,000人が公的資金を受ける大学、およそ9万5,000人が職業訓練校で学ぶ。教育機関ごとの上限は、最近の留学生の勉学開始率、国内学生の中で占める留学生数など複数の要因によって定められる。上限の27万人はほぼ今年と同じだが、個々の教育機関で上限数が変わる。

小学校およびハイスクール生、研究生の留学、英語コースの留学生、政府がスポンサーする奨学生、太平洋諸国および東チモールからの学生などは上限数に含まれない。

連邦のクレア教育相は27日、「大手大学の上限を減らして地方大学の受け入れ数を増やすなど、幸運な少数の大学が留学セクター全体の恩恵を受けるのでなく、公平なシステムにする」と述べた。

パンデミック前と比較して、国内大学で学ぶ留学生はおよそ10パーセント、民間の職業訓練校で学ぶ留学生は50パーセントそれぞれ増加した。

オーストラリアはルクセンブルクに続き、海外留学生比率が世界で2番目に高い。留学事業は国内第4位の産業でもある。

ソース：abc.net.au – International student commencements to be capped at 270,000 next year