【NSW30日】 飲酒による不適切で暴力的な行動が増加していることを受け、アイルランドの格安航空会社、ライアンエアーのオリアリー社長は、空港での飲酒を1人当たり2杯までとするよう空港に要求している。
オーストラリア国内で最も利用者が多い上位3つの空港、シドニー、ブリスベン、メルボルンの空港に意見を求めたところ、各空港ともアルコール提供が認められた店舗などでは、アルコール飲料の責任あるサービス(RSA)要件に基づき、飲酒を規制する義務があると説明した。
さらに空港では、連邦警察がパトロールを行い、反社会的または危険な行動の取り締まりを行っているほか、航空会社は搭乗の際に乗客が長時間の旅行が可能かどうかを判断している。また、最終的に搭乗が搭乗できる状態か判断する裁量権を持っているのは、各航空機の機長となっている。
一方、今年6月に飲酒とフライトの関係について研究していた科学者たちは、眠りに落ちる際の身体への影響に関する研究結果を受け、長距離フライトの際にはアルコールを飲まないようアドバイスしている。
アルコールと高所での睡眠の相互作用を研究したドイツ航空宇宙センターによると、適度のアルコール量を摂取した後に睡眠をとると血中酸素飽和度が懸念されるレベルまで低下し、心拍数が上昇することが明らかになった。
研究の共著者のマリア・エルメンホルスト博士は、「低気圧下での飲酒が人体に悪影響を及ぼすことは予想していたが、これほど強い影響があるとは驚きだ」と述べ、搭乗中は飲酒を控えるよう呼びかけた。
ソース:news.com.au-Airline boss demands huge change to airports as drunk passengers get ‘much more aggressive’
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