【QLD2日】 ゴールドコーストのテーマパーク「ドリームワールド」で、女性飼育員がトラに噛まれた。女性は深い裂傷を負って病院に搬送された。
ドリームワールドで2日午前9時頃、40代の飼育員の女性をトラが襲った。女性は腕に複数の深い裂傷を負い、安定した状態でゴールドコースト大学病院に搬送された。同テーマパークによると、女性はトラのハンドリング訓練を受けており、トラが飼育員を襲うのは非常に稀だ。
ドリームワールドの「タイガー・アイランド」には、スマトラトラとベンガルトラ計9頭が飼育されている。訪問客は、「トラの息が感じられるほどの数センチメートル離れた」観察用トンネルや広い観察場から、トラを見ることができる。また、13歳以上を対象に15分間の給餌体験もある。13~15歳の給餌は成人の同伴が必要だ。
世界動物保護協会オーストラリア支部のスザンヌ・ミルソープさんは、「エンターテインメント目的で野生動物と至近距離で触れ合うのは、人間と動物双方にとって危険だ」「トラは野生動物であり、パフォーマンスや写真のプロップに使ったり、訪問客が調教するべきでない」と話した。
2011年、同テーマパークで雄ベンガルトラのカトが飼育員を噛む事件が2回発生した。
ソース: nsw.com.au – Female handler mauled by tiger at Dreamworld on Gold Coast