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シドニー高級住宅地で木数百本を違法撤去 市が意外な対応に

【NSW3日】   シドニーの高級住宅街で違法に木が数百本切り倒されたとして、管轄のカウンシルが見晴らしを妨げる看板を住宅前に設置した。

昨年11月、シドニー北部ロンギュビューのウッドフォード・ベイ近くで絶滅の危機にある樹木290本が違法に切り倒された。管轄するレーンコーブカウンシルは刑事訴訟を申し立てることもできたが、別の意外な対応に出た。14平方メートルの巨大ビルボードで景観を妨げた。ビルボードには「見晴らしのために木が死ぬ必要はない。290本超が違法に切り倒された。樹木の破壊行為に対し、断固たる態度をとる」と書かれている。NSW州環境省がビルボードを承認後、カウンシルが先週設置を開始した。

ユーカリ、バンクシア、カジュアリナの木が切り倒され、現在は植えなおされた。レーンコーブカウンシルはおよそ90ヘクタールの低木林地を管理し、ここ数年でさらに低木林地を獲得して公園を作るなどしてきた。地元ボランティアによる20のグループが森林の維持をサポートする。

ロンギュビューはシドニーの高級サバーブ上位10位に入らないものの、平均住宅価格は590万ドル。ハリウッド俳優のニコール・キッドマン、テニスの元世界ランキング1位のジョン・ニューコム氏、英国のスターマー首相の助言者を務めたジェフリー・ロバートソン弁護士もかつてロンギュビューに住んだ。

ソース: nsw.com.au – Sydney’s Lane Cove Council blocks million dollar view after trees illegally chopped

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