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第2QのGDP 1990年以降ワースト成長

【ACT4日】  オーストラリアの第2四半期の経済成長率は0.2%と、1990年代の景気後退期以来でワーストとなる記録だったことが、豪政府統計局(ABS)が発表した最新統計で明らかになった。GDP(国内総生産)は政府支出により、わずかに成長したが家計支出は0.2%減少した。

ABSのキーナン国民経済計算責任者は、国内経済は11四半期連続で成長したが、新型コロナ流行期を除いて年間経済成長率は1991/92年以来で最低だったと述べた。一方、国民一人当たりのGDPは0.4%減と6期連続で減少した。

連邦政府のチャルマーズ財務相は今週初め、経済が「玉砕」されつつあると警告したが、景気は回復基調にあるとし、「OECD加盟国の3分の2で国内経済が少なくとも4分の1後退しており、世界的に厳しい経済環境の中、国内経済のどんな成長も歓迎する」と述べ、広い視野でとらえるよう促した。

現在、政策金利は4.35%で、9月24日に開かれる理事会が引き下げに踏み切る可能性は低いとみられている。チャルマーズ財務相は、「今回の統計結果は政府が下した判断に自信を与えるものだったが、ソフトランディングに向けた取り組みに安心しているわけではない」と述べた。

 

ソース:news.com.au-GDP figures for June quarter show growth at 0.2 per cent

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