【VIC4日】 VIC州組合評議会は職場の上司による、部下のソーシャルメディアを閲覧するなどの「トロール行為」を禁止するよう、州上院議会に提出したことが分かった。職場監視に関する要望書では、「トロール行為を含め、非就業時の労働者や彼らのコミュニケーションの監視を全面的に禁止すべき」と主張している。
議会に提出された実例では、トロール行為はインスタグラムなどの閲覧にとどまらず、小売、ウエアハウス、福祉サービス、接客業、教育現場などで、カメラやAI、上司による電子メールのアクセスにより従業員が監視されていると感じることがあるとしている。
VIC州労働組合評議会は、「雇用主は法の執行機関でもなければ、精神科医でも聖職者でもない」とし、「労働者の私生活は雇用主に関係のないこと」だと主張。労働者の性格、誰とランチをしたか、交友関係や政治的信条などを事細かに監視する権限はないとの見解を示している。
州議会の調査は一般提出書類の受け付けを終え、3日に最初の公聴会が開かれた。さらに2回の公聴会が今月下旬に予定されている。
ソース:news.com.au-Union group takes aim at bosses ‘social media trawling’