【ACT5日】 連邦政府のアルバニージ首相は、組織や団体が安全にAI(人工知能)技術を使用できるようにするため、AIに特化した法律の導入を検討していることが分かった。5日に発表されたディスカッションペーパーでは、今後数か月にわたる協議で検討する3つのオプションが示された。
このうち2つのオプションは既存の法律を改正するもので、3つ目は欧州連合(EU)の法律を模倣した独立法を提案している。
連邦政府のヒューシック産業・科学相は、大多数の企業でAIの使用において「責任のある行動」が実践されていないとして、「ガードレール」の設置が必要との考えを述べた。また、「国立AIセンターが本日発表した調査によると、オーストラリアでは80%近い企業が正しいことをしているが、AIの使用に必要となる責任ある行動をとっているのは30%程度だ」と話した。
提案された10の義務的な安全基準は、AIと対話する際に人間が常に主導権を握ることに主眼を置いている。AIを開発する組織には、リスク管理プロセスを確立し、人間による制御や介入を確保し、AIによる決定に異議を唱えられる(仕事の不採用など)ことなどを求めていく。
ソース:news.com.au-Albanese government considers AI-specific law
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