【ACT7日】 バイクギャング(OMCGs)の一派「コマンチェロ」が7日、全国集会のためキャンベラに集結した。
ACTは、国内でギャングの集結を防ぐ厳格な法律がない唯一の準州。警察は、国会議事堂から北へ約11キロの工業地帯にあるストリップ・クラブ「ミシェル・ミストレス」を取り囲み、一団を待ち受けていた。
グリムウェイド・ストリートの一部は封鎖され、警官らが三角コーンを設置して、コマンチェロのメンバーを集合場所へ到着するのを遅らせるよう規制を行なった。しかし、メンバーらの集結は止まらず、ストリップ・クラブの外には、コマンチェロのロゴ入りベストをきたバイクの集団が現れた。
警察の作戦の一環として、検問所が設けられ、警官たちがメンバーらのタトゥー、バイクなどを写真に収め、逐一記録していた。周辺のビジネスは集会があることを知らず、客が店に入れないため店を閉めなければならなかったという。
ACTは、OMCGが集会を開いたり、所属するグループのロゴを身につけたりすることを禁止されていないため、集会の場所として選ばれたようだ。そのため、OMCGの巣窟を作り、コマンチェロ、レベルズ、フィンクス、ヘルズ・エンジェルズなどが存在感を示している。
NSW州の組織犯罪特別対策部(SCC Raptor Squad)の南部地域を率いるマシュー・スミス警部は「我々はバイキーの集会があることを十分に認識している。我々はOMCGsを解体することを目的としており、これらの組織が起因する違法行為や反社会的行動を特定する活動に誇りを持っている」と述べた。
コマンチェロの全国会長は、前任のアラン・ミーハンが重大犯罪防止命令違反で昨年逮捕された後、メルボルン在住の塗装業者であるベミール・サラベックが就任している。
ソース:news.com.au – Comancheros outlaw motorcycle gang members flock to Canberra for national meeting