【SA14日】 SA州のアデレード大学(University of Adeliade)とサウス・オーストラリア大学(University of South Australia)は、両大学が2026年に合併しアデレード大学(Adelaide University)となる際、対面式講義を全面的に廃止し「豊富なデジタル学習活動」がこれにとって代わると発表した。
アデレード大学のウェブサイトによると、「デジタル学習活動は従来の講義と同等の学習量を提供し、学生に一貫した学習体験を提供」する。また、「学生は時間や場所にかかわらず、自分のペースで自分が主体的に高品質なデジタルリソースを活用できる」という。
さらに、チュートリアルやワークショップのような他の活動は、「同じ興味や関心を持つ学生との交流を生み出すため、キャンパス内で提供されることもあれば、デジタル配信が最善の方法であればオンライン学習スペースを通じ提供されることもある」と説明している。
全国で初めてとなる決定について、全国高等教育労働組合(Nteu)SA州支部のアンドリュー・ミラー書記長は、大学は職員、学生、地域社会の利害関係者と共同で作り上げると約束されていたが守られなかったと主張。職員は「激怒」しているとし、大学側に決定の撤回を要求した。Nteuのアリソン・バーンズ全国書記長もまた、対面式講義の全面廃止は「キャンパスライフの死」を助長すると非難している。
アデレード大学の広報担当者はこうした指摘に対し、対面式講義からオンラインへの移行は目新しいことではないとし、「講義は受動的な学習活動であり、オンラインでも提供が可能。結果として学びの質に影響を及ぼすことなく、学生にとって最大限に柔軟性を高めることができる」とコメントした。
ソース:news.com.au-‘Furious’: Adelaide University becomes first major Aussie uni to ditch face-to-face lectures
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