【ACT16日】 生活コスト高騰で家計が厳しいと言われる中、海外渡航はパンデミック前のレベルまで伸びている。規制中に抑えられた、“リベンジ旅行“のようだ。
オーストラリア統計局(ABS)の最新データによると、昨年の海外渡航数は101万640回で、2019年のパンデミック前より3万8,000回少なかった。パンデミック中の規制でできなかった、リベンジ旅行のようだ。長期間の海外渡航は2万6,440回で、2019年より15パーセント増えた。
ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)のエンジェル・ゾン准教授は「最近の経済的圧力に関わらず、リベンジ旅行をしている人が多い」「為替レートが良い国や、生活コストが低い国が人気だ。直近で最も人気が高いのはインドネシア」と話した。
RMIT航空アカデミーのジャスティン・ブラウンジョン運用管理者も、「生活コスト高騰によって消費者の動きが変わった」と話す。フリークエントフライヤーのポイントを上手に使ったり、国内線は6~8週間前、国際線は3~4か月前の予約が最適とされる。また、旅行サイトが価格を引き上げないように、ブラウザのクッキーの履歴を消去することも大切だ。
オーストラリア旅行業協会(ATIA)は、昨年、国内・国際線合わせて1,900万枚近い航空券が発券されたと見積もる。前年比1,700万枚増だ。
ソース:news.com.au -‘Revenge travel’ boosts passenger numbers to pre-pandemic levels