【NSW25日】 シドニー国際空港に、新しく配車サービス「ウーバー」専用のピックアップゾーンが設けられた。
ウーバー専用のピックアップゾーンは25日から、シドニー空港ターミナル1(T1)のタクシーゾーンの南端からおよそ20メートルに7台分設けられた。
同空港によると、2018年6月までの6か月で配車サービスによる送迎は全体の10パーセントだったが、今年6月までの6か月で41パーセントに伸びた。反対にタクシーによる送迎は同期間、57パーセントから27パーセントに減少した。
シドニー空港のマーク・ズーク氏は「過去数年で配車サービスの人気は非常に上昇した。国内外の主要空港同様、ターミナル近くに専用のピックアップゾーンを設けられて嬉しい」と話した。
ピックアップには、乗客はウーバーを予約して6桁のピン番号を得た後、ピックアップ場所まで歩いて最初に利用できる車両を利用するか、列に並ぶ。乗車前に運転手とピン番号を共有し、車両を確認する。
ドロップオフはこれまでと変わらない。また、ウーバー以外の配車サービスの利用は依然と同じ距離を歩かなければならない。
今回の決定にタクシー業界は憤慨した。NSW州タクシー評議会のニック・エイブラハムCEOは「ウーバーを不公平に優遇する」「予約なしで乗客を拾うのは法で禁止されていたが、州政府はウーバーに規制すり抜けを許可した」「ウーバーの運転手はタクシーのようにコンプライアンス費用を払う必要がない」と話した。
ソース:news.com.au – Sydney Airport announces new Uber pick-up zone at International Terminal