【ACT26日】 オーストラリア国内のサバーブ(郊外)では、戸建てまたは集合住宅の中央値が100万ドルを超える地域が過去最多となったことが、コアロジックが発表した最新データで明らかになった。調査対象となった4,800近くの郊外のうち、29.3%にあたる1,057の郊外が現在100万ドルの中央値をつけている。
国内で最も住宅価格が高いのは依然としてシドニーとなっており、国内の100万ドル台の郊外住宅の半数近くを占めている。ブリスベンでも価格は急騰し46郊外が100万ドル台に乗った。一方、住宅価格が一部の郊外で100万ドル台から低下したのはメルボルンだけだった。
NSW州シドニーの住宅価格の中央値は現在118万463ドルで、8月までの12カ月間で5%上昇した。中央値が100万ドルに達しているのは23市場、初めて100万ドルに乗った南西部地域を含む25郊外となった。
コアロジックはこのような状況について、各世帯が住宅ローンのために20%の頭金を用意すると仮定した場合、返済額を総支出の30%以下に抑えるためには20万ドル近い年収が必要になるとしている。
ソース:abc.net.au-New data reveals a record number of Australian homes surpassed $1 million property value mark