【NSW27日】 シドニー・トレインズのT3バンクスタウン線が30日から閉鎖されるのを前に、NSW州運輸局は27日、シデナム(Sydenham)、テンピ(Tempe)、レッドファーン(Redfern)に続く3つの自転車ルートを発表した。閉鎖される一年間は代替バスが運行するが、運輸局は自転車を奨励することで利用客を分散させたい考えだ。
運輸局は3つのルートについて、歩道を広げて共有道路にしたり、高架横断歩道を設置するなどの改良を行ったと説明しているが、一部からは整備が不十分との声も上がっているようだ。
サイクリング推進者たちはこれらの改良について良いスタートと評価したものの、サイクリング初心者にとってより安全なものにするためには、自動車の交通速度を時速30~40キロに下げるなど、さらに多くのことを行う必要があると警告した。
自転車推進団体バイシクルNSWのビックフォード氏は1週間前のテスト走行以降、いくつかの問題が修正されたが、月曜日の本番までにさらに多くの問題が解決されることを望んでいると述べた。また、時速50キロで走っている車にはねられた場合の死亡率は90%だが、時速30キロなら10%まで低下すると説明。制限速度の規制なども必要との見解を示した。
一方、NSW州交通相は主要ルートにおける制限速度を時速40キロに引き下げることは検討しているが、それ以上の引き下げを行う計画はないもようだ。
ソース:news.com.au-Temporary cycling routes for Bankstown commuters during 12-month shutdown criticised