【NSW28日】 オーストラリア国内で最も詐欺犯罪の標的となっている地域は、NSW州リバプールやキャンベルタウン、VIC州メルボルン西部のターナイト(Tarneit)やWerribee(ウェリビー)だったことが、ウェストパック銀行による最新の調査で明らかになった。
オーストラリアでは今年だけで詐欺による被害総額が1億8,300万ドルに達している。最も標的とされた地域はNSW州やVIC州に集中したが、一人当たりの被害額でみるとWA州やQLD州で1,000人当たりの被害者数がそれぞれ3.6人と3.5人で国内で最も高い水準となった。
さらに調査から、経済活動が活発化している地域や高齢化が進んでいる地域において最も詐欺犯罪の影響が及んでいることが明らかになった。
詐欺被害が多い地域は、QLD州サーファーズ・パラダイス、サウスポート、ネラング、ケアンズなど。WA州ではマンデュラ、アーマデール、ハミルトン・ヒルなど。SA州はモーフェット・ベール、ハッピー・バレー、クレイグモア、ACT(首都特別地域)ではマクレガー、ベルコネン(Belconnen)、クームズ(Coombs)などとなっている。
ウェストパックの詐欺防止部門責任者のヤング氏は、「詐欺は広範囲に及んでいる」と述べ、詐欺師は相手がどこにいようと犯罪を仕掛けてくるとし、全国どこでも被害にあう可能性はあるとして用心するよう呼びかけた。
ソース:news.com.au-New data reveals which areas in Australia are most targeted by scammers