【VIC2日】 小売ディスカウントチェーンのKマートは、メルボルンのウェストフィールド・サウスランド店舗の試着室でAIテクノロジーを使った新しいセキュリティーシステムを試験的に導入した。これについて顧客からは盗撮やプライバシーの侵害を懸念する声が上がっている。
試着室で新たに導入されたのは、無線周波数を介したタグからの識別情報読み取りを行うRFID技術で、買い物客が試着室に持ち込んだアイテムを瞬時に識別して画面に表示する。
Kマートは顧客から懸念の声が上がったことを受け、RFID技術に「カメラや写真などはない」と強調し、RFID技術はすでに世界で導入されており、新しい技術ではないと説明。同社でもこの技術を使ったロボットToryを使って、毎日在庫を確認していることを明らかにした。
試着室での新たな試みについて顧客からは、「試着しない理由がまた一つ増えた」、「カーテンの向こうで服を脱いでいるところを録画されなければ問題ない」などの声が寄せられた。
ソース:news.com.au-Shoppers divided as Kmart trials AI-technology in changing rooms