【QLD7日】 ゴールドコーストのとあるカフェで、50歳以上のシングルの女性多数がマッチング相手を求めて待つ。彼女たちが待つのは交際相手ではなく、共同生活するためのシェアメイトだ。
イベントを主催したヘレン・ニューソンさんは「シェアメイト探しのスピードデート」と話す。60代のニューソンさんは、2020年に乳がん発覚後インテリアデザイナーの仕事を半ば退職した。家賃など生活費をねん出するために厚生年金(スーパーアニュエーション)に手を付け、住宅危機が深刻化する中で他人と暮らす他に選択肢がなかった。インターネットでシェアメイトを探すのは、年配の女性にとって特に難しいと感じた。
ゴールドコーストのHome of the Arts (HOTA) で毎月最終土曜日、50歳以上の女性限定のシェアメイト探しイベントが開かれる。スピードデートのように、短時間で自己紹介、自身の状況や理想的な住居について話し合う。最後の1時間は個人的に連絡先を交換する時間に充てられる。2時間のイベントに毎回8~30人の女性が参加する。昨年7月の開始以降およそ400人が参加した。ぴったりのシェアメイトが見つからず、イベントに参加し続ける人も多い。
QLD州不動産協会のアントニア・マーコレラ氏は「55歳以上の女性はホームレスになる確率が最も高い。すばらしいイニシアチブだ」と話した上で、共同生活を始める前に賃貸契約を結び、法的に守られるようアドバイスした。
ソース:abc.net.au – Older women ‘speed dating’ for the ideal flatmate due to soaring rental costs