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渋滞や遅延による損失170億ドル ウーバー調査

【ACT9日】  オーストラリア国内で交通渋滞や遅延がもたらす損失額が年間当たり170億ドルに上ることが、配車アプリのウーバーが委託して行った調査で明らかになった。2030年までに損失額はほぼ2倍の300億ドルまで膨れ上がると予想されている。

ウーバーは「車のない未来」に向け、自家用車を手放すキャンペーンを行っており、大都市で自動車の所有と使用を減らすことで渋滞や大気汚染、二酸化炭素排出量の問題が緩和されると訴えている。

ウーバーの調査によると、オーストラリアでは少なくとも250万台の自動車が十分に利用されておらず、このうち210万台が都市部にあり、大部分がセカンドカーであることも分かっている。

ウーバー・オーストラリア&ニュージーランドのフォーリー社長は、排出量ゼロの野望を達成するには、今後数十年の間にすべての車を電化するだけでは不十分だとして、「特にオーストラリアでは常に自家用車で移動するのではなく、人々がどう移動する方法を根本的に見直すことにかかっている」と話した。

またウーバーは、第2回気候変動イベント「ゴー・ゲット・ゼロ(Go-Get-Zero)」をロンドンで開催し、2040年までに排出量ゼロを達成するための様々な計画を発表した。

オーストラリアでは現在5,400人以上のEVドライバーがウーバーに登録しており、利用回数は230万回以上に上り、一日当たり2,400回以上のサービスが排出量ゼロで提供されている換算となっている。

 

ソース:news.com.au-Push for Aussies to ditch cars amid $17 billion problem

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