【NSW26日】 NSW州政府は26日、州内のビーチの動物や人間の排泄物による水質汚染報告書を発表し、海水浴に出かける際は水質を調べるよう呼びかけている。海水浴場で最もよくみられる病原菌はバクテリア、原虫、ウイルスなどとなっている。
報告書によると、NSW州内の監視が行われている海水浴場の28%が汚染の影響を受けていることが明らかになった。
報告書が発表された翌日、水質に関する情報を提供するビーチウォッチ・ウェブサイトは、シドニー全域で注意が必要なビーチに警報を発令した。対象となったのはギミー・ベイ(Gymea Bay)、マラバー・ビーチ(Malabar Beach)、モオテレー・バス(Monterey Baths)、カーズ・パーク・バス(Carrs Park Baths)、フレンチマンズ・ベイ(Frenchmans Bay)、ガンナマッタ・ベイ・バス(Gunnamatta Bay Baths)など。
警報は、「水質は普通であれば水泳に適しているが、子どもや高齢者、健康に問題がある人などにとっては、(感染症などへの)感染リスクが高まる可能性がある」と指摘した。
汚染された水にさらされると胃腸炎を引き起こす可能性があり、症状として嘔吐、下痢、腹痛、吐き気、頭痛、発熱などがみられる。また、病原体が皮膚の小さな傷や裂け目、耳や鼻の繊細な膜の小さな裂け目に接触することで、目、耳、皮膚、上気道感染症を引き起こす可能性もある。
当局は、降雨後などに水が変色していたり、臭いにおいがしたり、ごみなどによる汚染の兆候がある場合、遊泳を避けるようアドバイスしている。
ソース:news.com.au-Warnings issued to dozens of beaches across Sydney prone to pollution from faecal matter