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国内2大空港 現代奴隷の防止活動

【NSW4日】   シドニー・メルボルンの両国際空港は、人身取引の取り締まりキャンペーン“Can You See Me? (私が見える?)“を開始する。いわゆる“現代奴隷”の通報は10パーセント以上増加した。

シドニーとメルボルンの両空港は、デジタル画面やビルボードで人身取引のイメージやメッセージを宣伝し、不審な動きを通報するよう市民に促す。例として、アイコンタクトや人との交流を避けたり、パスポートなど書類を他人が管理、異常に従順な振る舞い、行き先を認識していない、同行者と言葉の壁がある、状況にふさわしくない衣服を着用しているなど。

メルボルン空港のロリー・アーガスCEOは「シドニー空港、連邦警察、人身売買組織取り締まり機関のA21と連携して現代奴隷を阻止する」「旅客を現代奴隷から守る責任を大きく感じる」と述べた。

シドニー空港のスコット・チャールトンCEOも、「国際旅客の7割がシドニー空港とメルボルン空港を使う。空港を通過する誰もが、搾取を恐れず安全に移動する権利を持つ」と話した。

2023/24年度、連邦警察は人身取引、強制結婚、性的搾取、臓器密輸を含む現代奴隷382件の通報を受けた。前年比12パーセント増だ。さらに、国内でおよそ4万1,000人が現代奴隷の生活を強いられていると見積もられる。

キャンペーン“Can You See Me? “は、ニューヨークのタイムズ・スクエアのビルボードやロンドンのヒースロー空港にもQRコード付きで宣伝されている。

ソース:news.com.au – Sydney and Melbourne airports to tackle human trafficking and modern slavery in new campaign

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