【ACT4日】 過去6か月で、国内で郵便配達員が飼い犬に襲われる事件が1,277件発生した。クリスマスのピークが近づくにつれて配達数も増加し、配達員の安全が懸念される。
シドニー南西のイングルバーン郵便センターに勤務するジョー・ベンフォートさんは、わずか1週間空けて2回犬に攻撃された。1回目は、どう猛とされるピットブルと散歩中の若い男性がベンフォートさんに近づいた瞬間、右足ふくらはぎを噛まれた。同僚に包帯を巻いてもらい、病院で縫合措置を受け、破傷風の予防注射を受けた。そのわずか1週間後、小包にサインするため飼い主が家に入った瞬間、飛び出てきたプードルにすねを噛まれた。
オーストラリア・ポストによると、過去6か月で犬に関連する事件は1,277件発生した。毎週、郵便局員49人以上が被害に遭っている計算だ。全国ではQLD州が最多の505件。ダラ、スタフォード、トゥーンバで特に多い。2位はNSW州の367件でリドコム、アレクサンドリア、イングルバーンが多い。次にWA州の152件、VIC州の114件、SA州の90件、NT準州の24件、TAS州の22件、首都特別区域(ACT)の3件の順となった。
オーストラリア・ポストで福利安全を担当するロッド・モールさんは「事件後、郵便局員は長期間にわたって精神的なダメージを受ける」「犬を飼うことは責任を伴う。危険でどう猛な犬は通報されるが、リスク管理がされていない場合が多い」と話した。
ソース:news.com.au – Australia Post workers suffer 1277 ‘dog-related incidents’ in past six months