【NSW5日】 NSW州のウロンゴン大学は、今年の国内留学生の大幅な減少を受けて137の人員を削減する見通しだ。歴史、数学、地理学および言語学の学位が無くなる可能性があるという。
ウロンゴン大学は今年、国内留学生の入学数減少により収入が3,500万ドル減少すると見積もる。4日、大学の再編成について25分野の大学職員137人に伝えた。フルタイム90人に相当する人員削減により、1,500~2,000万ドル削減できるとされる。履修学生が20人未満のコースは“存続可能でない“と考えられ、物理学、地学、教養科目、科学、技術、保健学、エンジニアリングで影響が出そうだ。
ウロンゴン大学は先週、インド西部グジャラート地方でインドキャンパスを開校した。大規模な海外入学プログラムなどによって国内の収入減を補う。
来年、連邦政府による留学生数の上限が導入されれば、同大学の収入はさらに減る。来年の同大学留学生数の上限3,700人は今年の入学者数より400人多いが、過去数年を下回る。
全国高等教育労働組合(NTEU)のダミエン・カーヒルさんはウロンゴン大学を卒業した。「歴史学や数学、科学を教えない大学になる恐れがあり、幅広い分野を提供できなくなる可能性がある」と懸念を示す。
ソース:abc.net.au – University of Wollongong to cut 137 jobs due to $35m drop in international enrolments