【ACT7日】 オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は7日、薬局大手ケミストウエアハウスとシグマ・ヘルスケアによる88億ドル規模の合併を支持すると発表した。ACCCは両ブランドが合併計画を発表した今年6月、競争上の懸念を指摘していた。
ACCCのリッジウェイ委員は当初、国内薬局最大手のケミストウエアハウスが、国内の数千に上る独立系薬局にとっての重要な卸売業者であるシグマと合併することで、独立系薬局はケミストウエアハウスと競合することになると懸念を示していた。
7日朝に発表された声明では、ACCCは「シグマから法的強制力のある約束」を受け入れたとして、合併を支持すると表明した。シグマは合併に向けた譲歩案として、卸売り顧客とフランチャイズ加盟店からの機密情報の収集、使用、開示を3年間にわたり制限することなどを約束した。
ACCCのゴットリーブ委員長は、「重要なことは、消費者が今後も個人重視の小規模店舗と大型店舗ケミストウエアハウスのどちらかを選ぶ選択肢を持ち続けるということだ」と述べた。
ソース:abc.net.au-ACCC backs Chemist Warehouse-Sigma Healthcare merger
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