【VIC9日】 インドネシア・バリ島に滞在していた39歳のオーストラリア人男性が先月17日、押し入り強盗に襲われ重傷を負う事件が発生した。男はナイフを持っており、男性は男からナイフを取り上げた際、両手や腕を負傷した。
男性とパートナーの女性は、翌日フィリピンに向けて出発する予定で荷造りを済ませており、パソコンや携帯電話、パスポート、財布などをリビングに置いていた。男性は侵入してきた男がナイフを持っていることに気づいたが、すでに至近距離にいたため、素手で刃を掴む方法が唯一の防御手段だと考えたという。
一方、男性のパートナーは警察に通報を試みたが電話がつながらず、最終的に男性が男からナイフを奪ってベッドの下へ放り込むと、男はバックパックを持って逃げた。男性は近くの商店に助けを求め、店主がバイクで男性を病院まで送り届けたという。
その後、男性はパースに戻り4回の手術を受け、現在は退院しリハビリを行っている。男性は、過去7年にわたりバリ島を往復しているが、このような事件に遭遇したのは初めてと話している。また、インドネシア当局に対し失望を表明し、警察が適切な捜査をしてくれることを願っていると付け加えた。
男性は現在、医療費、緊急パスポート、貴重品などの損失を取り戻すため、募金サイトのゴーファンドミーで支援を求めている。男性は、サイト上で「(支援を求めるのは)少し恥ずかしいが、損失が2万ドル以上となったため」と説明し、「何らかの形で助けて下さるなら一生感謝します、助けて下さらなくても自分が生きているだけで幸せです」としている。
ソース:news.com.au-Aussie attacked by masked intruder in Bali