【NSW8日】 シドニーのライトレールは給与問題の争議行動として、来週月曜日から木曜日までストライキをする予定になっており、ストライキ中の混乱を避けるため、一部の利用者の運賃を無料することをNSW州政府は決定した。
鉄道・路面電車・バス労働組合(RBTU)は、シドニー・パラマタ・ライトレール職員のために、Transdev社と新たな企業協定を交渉中で、NSW州交通局は「ライトレール利用者と運行会社であるTransdev社を支援するために運賃無料を実施することにした」と説明している。
L1ダリッチ・ヒル線、L2ランドウィック線、L3キングスフォード線の利用者は、4日間ストライキ中はオパールカードを利用する必要はなくなる。無料の対象となるのは月曜日の始発から木曜日の終発までのライトレール線のみ。電車、メトロ、バス、フェリー利用者は通常通りとなる。
また、来週末の9日と10日は、L2ランドウィック線とL3キングスフォード線が運休となるため、利用者にはセントラル、ランドウィック、ジュニア・キングフォード駅から代替バスなどの他の選択肢を利用するように呼びかけている。
RBTUは、11月14日からのさらなるストライキに向けて準備を進めており、来週から毎週木・金・土曜日の夜間の郊外バスと都市間バスの24時間運行を州政府に要求している。政府が同意しない場合は、ストライキを起こす意向を発表している。
同州のRBTUのトビー・ワーンズ事務局長は、今回のストライキは利用者に不便を強いることを目的にしたものではないとし「週末の24時間運行サービスを求める市民からの圧倒的な声があり、より多くの人々に公共交通機関を利用してもらいたいと思っている」と訴えている。
ソース:news.com.au – Commuters on some servies will travel for free during industrial action