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シドニー電車のギャンブル広告 批判受け変更検討

【NSW28日】  NSW州政府は、シドニーの電車内に掲示されたギャンブル広告に多くの批判が集まったことを受け、公共交通機関でのギャンブル広告について変更する可能性を示している。

シドニーの公共交通機関では、オンラインスポーツベッティング、競馬、宝くじなどを宣伝するギャンブル広告が長年にわたり掲示されてきたが、ブリスベン拠点のベッティングサイト「Picklebet」の大型広告がシドニーの電車外部と車内に掲示されたことで、広告を問題視する声が高まった。

注目となった広告がソーシャルメディアに投稿されると、コメントでは政府が公共交通機関でギャンブル広告を掲示した企業から金銭を受け取ることに批判が集まった。特に、広告を目にする乗客には子どもも含まれることが問題視されている。

NSW州交通相の広報担当者は、公共交通機関での広告は特定の法規や基準に従う必要があるとし、「すべての広告素材がこれらを遵守していることを確認しなければならない」と述べた。

一方、NSW州のヘイレン交通大臣の広報担当者は、「市民の懸念を理解しており、現在の広告契約のもとで可能な変更について検討している」と説明した。

ギャンブル改革同盟のトーマスCEOは、「誰でも見ることができる電車内の広告であり、実際にはコミュニティ全体でギャンブルを受け入れることを狙っている」と述べ、電車広告は有害であり禁止すべきとの見解を示した。

 

ソース:abc.net.au-NSW government exploring possible changes to gambling advertisements on public transport after criticism of train ad

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