【QLD16日】 連邦政府は、初となる国内製造の輸送ロケット打ち上げを承認した。来年早々にもQLD州北部から長さ23メートルのロケットが打ち上げられる。
政府は先月、民間企業「ギルモア・スペース」の輸送ロケット打ち上げを承認した。国土から高さ100キロメートルを超える打ち上げは、法律で承認を必要とする。オーストラリアの大地から、国内製造のロケットが初めて打ち上げられる。
発射されるロケットの名称は“エリス1“。300キログラムの有料荷重を地球低軌道まで運ぶ小型のローンチ・ヴィークル(打ち上げ機)だ。発射時の重さは34トンで、3部分に分かれている。軌道到達には秒速7.9キロメートルに達しなければならない。
政府は5月、QLD州のボーウェン・オービタル・スペースポート発射場の使用をギルモア・スペースに許可した。9月にエリス1の最終予行打ち上げを行ったところ、ほとんど問題がなかった。同社のアダム・ギルモアCEOは「ゴーサインをもらい、オーストラリア国内からオーストラリア製のロケット打ち上げを試すことができる」と話した。
ソース:news.com.au – First Aussie-made and launched rocket gets approval