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南ア行きカンタス機 南極上陸で引き返す

【NSW26日】  クリスマスの25日、カンタス航空を利用してシドニーから南アフリカへ向かっていた乗客が南極大陸上空でシドニーに引き返す事態となっていたことが分かった。

カンタス航空のQF63便は午前10時前にシドニーを出発し、同日午後3時前に南アフリカの首都ヨハネスブルグに到着予定だったが、4時間飛行した後に機械的な問題により引き返し、午後7時30分にシドニーに到着した。

カンタス航空によると、乗客たちは翌朝の便への振り替えが行われるとともに、宿泊施設、移動手段、食事券などが提供された。

さらにクリスマス直前には、メルボルン行きのQF94便を含む2便が欠航となったことも明らかになっている。このうち一便はロサンゼルスの航空で滑走路上に6時間待機した後、欠航が決まったという。

パース在住のスポーツポッドキャスターのスコフィールド氏によると、QF94便は整備の問題を理由に翌日の出発となった。同氏は、「カンタスは(飛行機が)飛ばないことを知っていた。出発予定の4時間前に90分の遅延と乗客にテキストメッセージを送ったが、ゲートには乗務員は一人も現れなかった」と述べた。

カンタス航空の広報担当者は修理不可能な油圧の問題により、12月22日に出発予定だったボーイング787型機について、修理不可能な油圧の問題が生じ代替機を手配する必要があったと説明し、「遅延による影響を受けたお客様に心からお詫び申し上げます」、「大切な人とのクリスマスを逃したお客様に大きな失望といら立ちをもたらしたことは十分理解しています」と述べた。

 

ソース:abc.net.au-Qantas flight from Sydney diverted over Antarctica on Christmas Day

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