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ボクシングデーセール支出総額 13億ドルと予想

【ACT26日】  オーストラリアで生活費の圧迫が続く中、26日のボクシングデーに行われたセールの支出総額が13億ドルに達し、昨年の支出額を約2%超える見込みであることがオーストラリア小売業界(ARA)の統計で明らかになった。クリスマス後の6日間の消費総額は37億ドルで、昨年より2.7%増加する見込みだ。

ARAの業界担当責任者のブラウン氏は、「消費者はボクシングデーのセールスのために一年間ずっとお金を貯めている」と語り、「生活費が高騰していることが、今日こうして人々が買い物に繰り出している背景にある」と見解を述べた。

ボクシングデーのセールは消費者が自分のためにお金を使う時で、食品、家庭用品、衣類、靴などが購入品の大半を占めると予想されている。

南クイーンズランド大学のタイチョン教授は、「新型コロナの時期に比べて、顧客の支出が回復していることは確かだ」と述べ、人々は余裕をもってお金を使い、数年前と比べて将来の見通しがつくようになっていると指摘した。

一方、ボクシングデーのセールスはかつて年間最大のショッピングイベントだったが、現在は11月最終週に開催されるブラックフライデーのセールスがこれに匹敵する規模となっている。今年のブラックフライデー期間中の支出は、昨年の87億ドルより4%増加し、統計局によると今年11月の小売業支出は昨年12月より高かったことが分かった。

消費者団体チョイスのトーマス氏は、割引商品だからといって必ずしも最良の買い物とは限らないとし、オンラインで他店と価格を比較してから店を訪れるのが良いアイデアだとアドバイスしている。

 

ソース:abc.net.au-Shoppers expected to spend $1.3b on Boxing Day as crowds flock to malls

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