生活

学校のスナックに果物禁止? 保護者から非難の声

【WA6日】  WA州で子どもを学校に通わせるある母親が、学校から果物と野菜のスナック休憩「クランチ・アンド・シップ(Crunch &Sip)」に持参できるものを野菜に限定すると知らせがあったとSNS上で共有し、保護者の間で「混乱を招く」など議論が巻き起こっているようだ。

この投稿はフェイスブックのグループ「ランチ・ボックス・マムズ(Lunch Box Mums)」でシェアされたもので、母親は学校から書面で通知を受け取ったと明かした。また、「野菜ではなく果物を持ってきた子どもは果物をかばんに戻される」とし、新しいルールは奇妙で賛成できないとの姿勢を示し、「他の学校で同じルールのところはありますか?」と問いかけた。

クランチ・アンド・シップはWA州などで実施されている学校栄養プログラムで、WA州がん協会などが協力している。児童は水を飲み集中力と健康をサポートするため、果物や野菜を追加で食べる短い休憩時間が設けられている。

フェイスブック上への投稿には多くの反響があり、140件の「いいね!」と約300件のコメントが寄せられたが、大半は果物の禁止について不満を示した。ある保護者は、「加工された砂糖を含む食品が制限されるのはわかるが、果物のような自然なものが有害ならば、先生たちは自分の朝食に何を食べているのだろう」と疑問を呈した。

News.com.auがクランチ・アンド・シップのコーディネーター、ミカエラ・アトキンソン氏に問い合わせたところ、同プログラムでは野菜の摂取を奨励しているが、果物と野菜が許可されており、クラッカーやチーズヨーグルトなどは許可されていないと説明。ただ、果物や野菜であれば缶詰や調理済みのものなど、子どものニーズに合わせて許可されていると話した。

また、アトキンソン氏は学校がルールを変更することについて「混乱を招く」と懸念を示し、学校はウェブサイトでプログラムの詳細を確認し、規定にしたがって運用するよう促した。

 

ソース:news.com.au-‘Toxic’: Aussie parents outraged as school bans fruit

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら