国際

メタノール中毒死事件 豪政府がラオスに調査協力要請

【ACT7日】  昨年11月、ラオスのホステルでオーストラリア人の観光客らがメタノール中毒の集団中毒により死亡した事件で、ラオス政府が連邦政府からの調査支援の申し入れを受け入れていないことが分かった。労働党のシニア閣僚からは、ラオス政府に「失望している」などの声が上がっている。

集団中毒事件では、ホリー・ボウルズさん(19)とビアンカ・ジョーンズさん(19)に加え、4人の外国人が死亡している。

NewsWireによると、オーストラリア政府は連邦警察(AFP)の捜査官チームをラオスに派遣し、当局と支援について交渉を行っているとみられるが、これまでのところラオス当局は調査に関する詳細をほとんど明らかにしていない状況だ。

連邦政府のジェイソン・クレア教育相は、「どうしてこのようなことが起こったのか知る必要がある」、「この死に責任がある者は必ず法の裁きを受けるべきだ」と述べ、今後、他のオーストラリア人の若者やその親たちが同じ目にあうことがないようにしなければならないとの考えを示した。

AFPの捜査官は、オーストラリア人が巻き込まれた事件について調査支援を行うため、ウクライナのMH17撃墜事件など、世界中に派遣されており、海外における常駐のポストもある。クレア氏はAFPの捜査官について、「彼らは非常に有能だ」、「この事件でも犯罪者を追跡し、何が起きたのかを解明する手助けができるだろう」と述べた。

 

ソース:news.com.au-Jason Clare calls on Laos to take up Australia’s offer to help investigate deadly methanol poisonings

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