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シドニーのモスクにテロ脅迫 警察が捜査へ

【NSW20 日】  レバノン・ムスリム協会(LMA)は、シドニー西部ラケンバ(Lakemba)のモスクに、2019年にニュージーランドのクライストチャーチで起きたテロ攻撃を引き合いに出した「卑劣な脅迫」が行われたと報告した。

LMAは20日、「ヘイトスピーチや脅迫、イスラム恐怖症が増加しているが、これはいつ終わるのか」と呼びかけ、「礼拝所や教育機関は安全な場所であるべき」、「信仰を実践し、子どもたちを教育しているという理由だけで、攻撃にさらされ続けている」と訴えた。

NSW州のミンズ首相は同日、NSW州警察がモスクへのテロ攻撃について、警察が緊急の捜査を開始したことを確認。「シドニー西部のモスクに対する脅迫報道は実に忌まわしいものだ」とし、関与した者は法の下で厳正に対処されると述べた。

NSW州警察の広報担当者は、キャンプシー警察管区がラケンバのモスクに対する脅迫について調査を開始したと発表し、情報提供もまた同警察管区か犯罪情報提供窓口のクライムストッパーまで通報するよう呼びかけている。

連邦政府のカンパ―多文化主義相は、「ラマダンという神聖な時期にモスクへの脅迫が行われた」、「クライストチャーチの恐ろしい悲劇を引き合いに出すとは、許しがたく卑劣だ」と非難した。また、「人種、宗教、出生国に関係なく、まず先にオーストラリア人としての絆で結ばれている」と述べ、「イスラム恐怖症はこの州には存在しない」との立場を示した。

 

ソース:news.com.au-NSW Police investigate alleged terror threat against Lakemba Mosque

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