【ACT28日】 中国のマーケットプレイス「Temu」は、オーストラリアの企業に対して販売許可の門戸を開いた。これにより、企業は、手頃な価格の商品を取り扱う同プラットフォームを利用するオーストラリア人たちに直接販売でき、消費者は、中国から購入するよりもより早く商品を手に入れることができる。
Temuは中国企業のPDDホールディングスが所有し、2022年に米国で開始、翌年オーストラリアで展開しており、ドイツ、フランス、日本、韓国を含む他市場でもローカルモデルを展開している。同社の広報担当者は「オーストラリア企業は、Temuを利用することで新たな顧客開拓し、事業を拡大する新たな機会を生み出すチャンスがある。また、オーストラリアの消費者にとっても、国内の幅広い商品をTemuで購入することができるようになる」と語った。
オーストラリアの市場調査会社ロイ・モーガンは、14歳以上のオーストラリア人380万人が、2024年6月までの12ヶ月間に少なくとも1度はTemuを利用し、総額17億ドルの消費額だったと明らかにした。また、顧客層の65%が男性だったという。同社の小売調査&社会動向部門責任者は「このような超低価格のプラットフォームの台頭は驚異的なもの。トレーディング・ダウン現象が現実なものであることを裏付けている」と分析している。
ソース:news.com.au – Aussie businesses can start selling from online marketplace Temu