【NSW29日】 シドニー湾にヌーディストでいっぱいのヨットが現れ、周辺の見物人らを驚かせていた。
飲み物を片手にリラックスした様子のヌーディストらは、今週初めに企画された「全裸クルーズ」ツアーの参加者で港を航行していた模様。突然現れたヌーディストらに、周辺の人たちは唖然としながらも、珍しい光景をスマホで撮影していた。映像では、帽子とサングラスだけの数十人の参加者たちが、見物人らに笑顔で手を振りながらデッキで踊っている様子が映っていた。ヨットを操縦していた船長だけが服を着ていたが、汽笛を鳴らして見物人らに応えていた。
NSW州では、公共の場でのわいせつ行為に対する最高刑は懲役6ヶ月となり、社会奉仕や罰金を科されることもある。ただ、服装自由のビーチ内であればヌードは禁止されていない。同州では「ヌード海水浴を目的とする」公式ビーチが5カ所あり、レディ・ベイ・ビーチ、コブラーズ・ビーチ、オベリスク・ビーチ、ウェロング・ビーチ、サムライ・ビーチがそれに当たる。
SNS上では、自由な精神を支持する意見もあり、ヌード・クルーズのパイオニアと知られる「Get Naked Australia」と関連していると思った人もいるようだったが、同社の創設者であるブレンダン・ジョーンズ氏は、自社のクルーズの年齢層は20〜40代に絞っているとし「このツアーはもっと年齢層の高い人たちをターゲットにしている」と否定している。
Get Nakedのクルーズは2017年に初めて開催され、ヌードにまつわる偏見をなくし、あらゆる体型の人たちが自分の体を受け入れられるように毎年開催されている。同氏は「需要が高まっており、今年の夏は定員160人と100人のツアーを2回開催、来年は大規模なものを2回計画している。私たちのツアーではボートでヌードになることはない。ヌードビーチに行ってそこに停泊をしている。法律を遵守し、常に敬意を払った行動をしている」と述べた。
ソース:news.com.au – ‘Unashamed’: Partygoers strip off on nudist yacht in Sydney Harbour