【ACT9日】 連邦保健省は先週、“不妊“の定義をLGBTIQ+カップルおよび単身者まで拡大した。これに伴い、同性カップルやシングルの女性もメディケア補助で不妊治療にアクセスできる。
これまで、メディケア補助による不妊治療は医学的に不妊と認められる場合のみ適用された。変更によって、同性カップルやシングルの女性も子宮腔内受精(IUI)や体外受精(IVF)のメディケア補助を受けられる。
シングルのサラさん(41)は、32歳のときに母親になることについて考え始めた。「子どもが産めるタイムリミットは迫っているが、好きでない誰かと一緒になりたくはなかった」と話した。
サラさんはメディケアでIVFを受ける前に、2回のIUIを自費で失敗しなければならなかった。IUIの費用6,000ドルに加え、薬代もかかった。一方で、知り合いの不妊カップルが最初からメディケア補助のIVFを受けられるのを見た。サラさんの年齢と病歴から、IUIの成功率12パーセントに対し、IVFは50パーセント近いこともわかった。また、IUIに精子を提供するドナーの選別も厳しく、ドナーの数自体が少なかった。
サラさんは2度のIUI失敗後、2回採卵し、2回目の胚移植で娘が得られた。「不妊の定義拡大は、シングルの女性や同性カップルにとって大きな勝利だ」と話した。
ソース:abc.net.au- A new definition of infertility means women like Sarah can access Medicare rebates for IVF