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ウエスタンシドニー大 再び個人情報流出

【NSW10 日】  NSW州のウエスタン・シドニー大学は10日、人口統計情報、入学情報、コースの進ちょくに関する情報などが、サイバー攻撃により盗まれたと声明で発表した。約1万人以上の学生に関する情報が流出したとみられている。同大学は約4万6,000人が在籍し、国内で11番目の規模となっている。

ウエスタン・シドニー大学は今年3月にも、闇サイトに「大学コミュニティの個人情報」が5か月間にわたり掲載されていたことが発覚している。これらの情報が売却を目的に投稿されたかについては明らかになっていない

ジョージ・ウィリアムズ学長は声明の中で、情報が流出したとみられる個人が特定され次第、通知を行うとともに取るべき措置を説明していくと述べた。また、盗まれたデータへのアクセスやデータの使用、データの転用や出版などの差し止めをNSW州最高裁判所へ申し立て、許可を取得したと説明した。

ウエスタン・シドニー大学はここ数年、サイバー攻撃によるデータの盗難被害が続いている。23年半ばから24年3月までの間に、580テラバイトに相当する学生の氏名、連絡先、生年月日、健康情報、政府識別番号、タックスファイルナンバー、銀行口座の詳細などが盗まれた。大学はデータをめぐって恐喝などの被害は受けていない。

ウィリアムズ学長は、同大学が「的を絞った執拗な攻撃の対象」になっていると懸念を示し、「事件が学生や職員、広範な大学コミュニティに与えている影響を重く受け止めており、代表として心よりお詫び申し上げる」と述べた。

 

ソース:news.com.au-Western Sydney University student data stolen again, posted on dark web

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