【ACT10日】　　オーストラリア南東部では週末、気温が例年を最大10度上回ると予想されており、異例の暑さとなる予想だ。メルボルンでは今週末、4月の気温としては2004年以来で最も高くなる可能性があるほか、アデレードでは12日から4日連続で30度を超える暑さとなる見通しだ。

例年を上回る暖かい気候は、高気圧がグレート・オーストラリア湾からタスマン海へと移動し、乾燥した温かい空気が流れ込んでいるためとみらている。

スカイニュースの気象学者のアリソン・オズボーン氏は、「これは中秋というより、まるで真夏のような気圧配置だ」とし、「厳密に言えば熱波ではなく季節外れの暖かさで、木曜から来週にかけて南部で高温となるだろう」と述べた。

メルボルンでは、12日から15日にかけて最高気温が31～33度まで上昇するとみられている。また、アデレードではAFLの全18チームが集結し試合を行う、AFLギャザーラウンドが10日～13日まで開催予定となっており、熱波による影響を受けそうだ。アデレードで日中の気温が33度に達した場合、この時期としては2019年以来、最高となる。

VIC州とSA州では、平均気温を最大10度上回る予報となっており、これら2州とTAS州の一部で火災の危険性が高まっている。

ソース：news.com.au-Aussies to swelter through hottest April in decades