コペンハーゲン - 出産日を6週間後に控えたデンマークのメアリー王妃が、陣痛のため病院に運ばれた。デンマークの医師によると、お腹の胎児は元気だという。
オーストラリア出身のメアリー王妃は、10月下旬に出産をむかえる予定。昨日早く(東部標準時)、陣痛が始まり、コペンハーゲン大学病院に運ばれた。
病院の発表では、メアリー王妃の容態は安定しており、元気だという。医師は、メアリー王妃の陣痛は忙しい生活を控えるようにというサインか、出産の始まりの兆候だろうという。また陣痛の理由が何であれ、34週目の胎児は母親の子宮外でも十分発育が可能であるとも語った。
同王妃は最近まで非常に忙しいスケジュールに追われていた。
デンマーク王室は昨日、メアリー王妃が陣痛のために病院に運ばれたことを受け、王妃の公務を緊急に中止すると、コメントを発表した。
179名のデンマーク国会議員の大多数が、フレドリック王子とメアリー王妃の最初の子が女子であっても、ヨーロッパ最古の君主の王位に就くことができるよう、憲法の修正をすることに合意をした。
現在の憲法では、男子のみが王位に就くことができる。だが、兄弟がいなかった現在のマーガレット王女は、1953年に王位を継承したという例外もある。
メアリー王妃は、王室の伝統にとらわれず、子供を出産したら自分の手で子供を育て、乳母を雇うつもりはないという。また、自分の子供には、フレドリック王子が受けたような厳しい教育をするつもりはない、とも語った。