キャンベラ - ジェマ・イスラミア(JI)専門家は、さらなる自爆テロ犯によるテロ攻撃が実行される準備がされていると警告した。1日の自爆テロが最後の攻撃とは考えにくい。
また、同専門家は、オーストラリア人は今後も東南アジア地域でのテロ攻撃に耐えなければならないだろうというジョン・ハワード首相の発言を支持。同時に、以前に比べてジェマ・イスラミアテロ組織自体の力が弱まっていることを指摘した。かといって、テロリズム問題の根絶に大きな進展があったわけではない。だが、これからは我々がテロ組織を監視する側になる。
同専門家は、先週のテロ爆撃がインドネシア政府を崩壊に導くためのものだという他の専門家の見方を否定した。テロ組織は政治的目的のために攻撃を行っているわけではない、また民主主義制度の弱体化を狙ったものでもないという。むしろ、彼らの目的はテロ活動に反対する世界へメッセージを送ることなのだ。
今回バリが標的となったのは、最近のジャカルタでの2度の爆撃による死亡者のほとんどがインドネシアのイスラム教徒だったために、バリならば外国人を狙うことが可能だと考えたからだと推測される。